TechCrunch Photobucket vs. Flickr in Alexa and Technorati
Flickr Intersting and surprising stats comparing flickr and other photo sharing sites
Hitwise PhotoBucket Leads Photo Sharing Sites; Flickr at #6
No Soap, Radio! Weights and Measures: Flickr vs. Photobucket
Mashable Shocking News: Photobucket is World’s Biggest Photo Site, Flickr is Irrelevant
GigaOM PhotoBucket Rules
きっかけはHitwiseの訪問件数データでPhotobucketがトップ、Flickrが6位というニュースが出たことだった。Alexaのページビューデータ、Nielsen NetRatingsのページビューデータ、なども登場して比較になったが、いずれをとってもPhotobucketの方が上だ。Flickrの創設メンバーであるStewart ButterfieldのTechCrunchでのコメント がComscoreのデータも取り入れて比較しており、よくまとまっている。登録ユーザ数でもPhotobucketが上らしい。
Hitwiseでは、Myspace.comから他のサイトへ飛ぶ1.4%ほどの人がPhotobucketに飛んでいるというデータなどもある。そして、これはPhotobucketのトラフィックの50%を占めているとも言う。このMyspace.comでの利用者の多さがサイトの利用の多さのカギになっている他の写真共有サイトの例も挙げている。
(ちなみに、3月末のCNETの報道では6,700万人の登録ユーザーがいて、1日25万人のペースで登録があるという話だったから、100日以上経った今では8-9千万人のユーザーがいてもおかしくないだろう。これに比べて、Photobucketのユーザー数は1600万だ。登録ユーザ数はアクティブに閲覧しているユーザの数とは違うし、サイト毎にアクティブユーザ:全登録ユーザの割合も違うだろうが。)
もうひとつ面白いのはTechCrunchで報告されているTechnoratiの言及回数データだ。影響力のあるブログの中では、Flickrへの言及回数の方が多いということだ。ニュースでとりあげられる回数も多いし、Web 2.0の成功例として引き合いに出されることも多いから、ネット通の間で話題になることが多いというのは不思議なことではない気がするが、それがサイトの利用される度合いとは違っていたわけだ。TechCrunchも含め、これを指してトップブロガーは現実と乖離している、みたいな指摘をする声もあった。
Flickr NationのFlickr Still Dominating the Online Photo Sharing SpaceやFlickr vs. Photobucket in Page Viewsなどを参考にする限りでは少し前には実際Flickrがトップだったようにも見えるし、利用されていることと話題にする価値があることとはまた別だろうから、必ずしも納得できる意見ではないが。
実際、Flickrは写真を題材にしたコミュニティ・交流系サイトであり、Photobucketはストレージ・ホスティング系サイトなので比較することにどれだけ意義があるかも疑問、というような声もあった。(そんな声は以前にもFlickrについて言われていた。RiyaのマーケティングをやっているTara Huntの
I'll take the fringe over being #1 anydayと、それに答えたFlickrの創設者の一人Caterina FakeのMetrics, registered users and social ecosystemsのやりとりが好例だろう。)それも一理ある。こうした数字を人気ランキングだと思えば比較にはあまり意味はないだろう。だが、FlickrのようにSNS・Web2.0的な展開をしなくても利用者は大勢獲得できるということを示唆する例としてはこの比較には意味はあるように自分には思えた。
ところで、誰も言及していないので、幾つか他の指標もあたってみた。
Google trendsでも調べてみたが、Photobucketの方が検索される回数が多い。これはアメリカだけではなく、マレーシア、フィリピン、シンガポールの3国がトップになっており、次に英米加豪の英語圏、次に北欧系の国となっている。言語で見ると独仏はFlickrが多いが全般的に検索頻度が低く、概ねPhotobucketが勝っている。
サイト名で検索した場合の検索結果数はどうだろうか。こちらはFlickrの方が多い。
Google では Flickr - 224mil. Photobucket - 44mil.
Yahoo!では Flickr - 43mil. Photobucket - 17mil.
Altavistaでは Flickr - 35mil. Photobucket - 15mil.
MSN Search では Flickr - 1mil. Photobucket - 0.2mil.
でも、いくらFlickrがAPIを公開しているなどの要素を考えても、Technoratiの指標ではPhotobucketが話題になっている度合いが高いのにウェブサイトの数では数倍の開きがあるというのも妙だ。
Goolgeは5倍の開きがあり、Yahoo!とAltavistaは2倍程度の開きがある。MSNはぐんと結果数が少ないが5倍の開きがある。Flickrの写真毎のページを個別にインデックスしているなどの事情もありそうだと思って一応Googleで各サイト内のページでサイト名で検索してひっかかるページ数を見てみると、Flickrは66mil. Photobucketは2mil. となる。これはGoogleでの差を説明する理由にはならないようだ。
Altavistaではどうか、と試してみたが、Flickrは41mil Photobucket 23mil と何故かドメインを指定しない場合よりも多くの結果が返ってくる。
そこでTechnoratiも含めブログ検索で言及エントリー数を比較してみた。(数字はFlickr,Photobucketの順)
Technorati: 0.6mil 0.9mil
Icerocket: 0.30mil 0.08mil
Google blog search: 8.8mil 1.5mil
Ask.com: 45mil 0.3mil
Feedstar: 01.mil 0.01mil
かなりばらつきがあるが、Technorati以外はFlickrの方が話題になっていることを伺わせる。ちなみに、Ask.comの数字は、Flickrのエントリーをブログエントリーとしてカウントしているために起こっている現象のようだ。
これらを総合してみると、どうもTechnoratiのデータを信頼する根拠というのは薄い、というか、Technoratiのインデックスする範囲やアルゴリズムが特に優れていると考える理由があるのでなければ、だいぶ保留をつけて扱った方がよさそうだ。
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